どーもパパちんです
少年野球の試合で審判を頼まれるお父さんは多いんじゃないですか?
初めて審判をやるお父さんがまず任されるのは塁審からになると思います
塁審には1塁審・2塁審・3塁審があります
同じ塁審でも動きや仕事が違いますので
どこを任されても大丈夫なように
しっかりと予習をしておきましょう
この記事を読めば
- それぞれの塁審の立ち位置
- 仕事の内容
が分かります
審判をやるためのポイントをまとめたのはこちらの記事になります
3塁審
まずは3塁審からです
難易度★
ランナーが到達できるのが一番少なく、ジャッジすることも少ないので難易度は低いです
ただし、ホームに一番近く、得点に絡んでくるので重要度は高いですよ!
立ち位置
・ランナーなし
立ち位置は3塁ベース後方5m程のところです
ファールラインの外側にラインに沿って立つようにしましょう(ラインはまたがないで!)
ホームベースに正対して構えます

・ランナーが3塁にいる場合
ランナー3塁、2.3塁、1.3塁の場合は牽制球がくる可能性があるので
ベース後方3mのところで構えるようにします
ランナーが一人でもいる場合は、ホームベースではなく投手に向かって正対しましょう
これはボークの確認をする必要があるからです

ランナーが2塁、1.2塁の場合は盗塁の可能性があります
位置はベース後方5mですが、盗塁があった時には素早く確認しやすい位置まで移動できるよう準備をしておくようにしましょう
仕事
3塁審がおこなう仕事は
- アウト・セーフのジャッジ
- レフトのキャッチ・ノーキャッチのジャッジ(2塁審が内の時はセンターも)
- レフト線のフェア・ファールのジャッジ
- ランナーの3塁ベースの触塁確認
- 左バッターのハーフスイングのジャッジ(求められた時)
大きく分けるとこんなところでしょう
アウト・セーフのジャッジ
フォースプレーの場合はランナーが早いか捕球が早いかを確認してジャッジします
タッグプレーの場合はランナーの触塁とタッチのどちらが早いかを落ち着いて確認してからジャッジするようにしましょう
コツとしては、確認した後一呼吸おいてからコールするようにするといいですよ
キャッチ・ノーキャッチのジャッジ
外野にフライやライナーが飛んだ時にノーバウンドで捕球したか、落球していないかを確認します
捕球できていればアウトのジェスチャーで「キャッチ」
バウンドしてからの捕球や落球していたらセーフのジェスチャーで「ノーキャッチ」
と、コールをします
フェア・ファールのジャッジ
3塁審が確認するのはサードベース後方のエリアになります
内野のジャッジは球審がおこないます
レフト線への打球がきたら、身体を反転させ、ファールラインをまたいだ状態で確認します
線より内側ならフェアゾーンの地面を指さす(コールはしない)
線より外側なら両腕を大きく頭上に広げ「ファール」とコールする
ライン上はフェアですので間違えないようにしましょう
触塁の確認
触塁とは、ランナーがベースを踏んだかを確認する事です
ランナーはベースの角を踏んでいくことが多いのでうまく踏めてないことがあります
その際に、守備側からアピールされることがあるので、正しいジャッジができるようしっかり確認しておきましょう
タッチアップの場合もアピールプレイになることが多いので、キャッチの後にランナーがスタートをきっているかの確認は必ずおこなうようにしましょう
アピールプレイとは選手やベンチからアピールされることなので、アピールされない限りは、審判のほうから言っていく必要はありません
ハーフスイングのジャッジ
3塁審は左バッターのハーフスイングをジャッジします
ただ、これもアピールプレイになります
守っている側からアピールされるので、球審からジャッジを求められたら答えるようにしましょう
振っていればアウトのジェスチャー、振っていなければセーフのジェスチャーをします
1塁審
次に1塁審です
難易度★★
1塁審は球審の次にジャッジをする機会が多くなります
しかし、フォースプレーがメインになるので比較的ジャッジは分かりやすいです
そんな理由から難易度は中といったところでしょう
立ち位置
・ランナーなし
立ち位置は1塁ベース後方5m程のところです
ファールラインの外側にラインに沿って立つようにしましょう(ラインはまたがないで!)
ホームベースに正対して構えます
バッターが内野ゴロを打った時は、素早く
ベースから3メートル程の距離の、送球に対して90度の角度で見られる位置に移動しましょう

・ランナーが1塁にいる時
1塁にランナーがいるときは、牽制の可能性があります
タッグプレーが近くで見られるように、ベース後方3mの位置で構えます
ランナーが一人でもいる場合はボークの確認があるので
ピッチャーに正対して構えるようにしましょう

少年野球ではライトゴロの可能性があるので、ライト前に転がった場合はライトからの送球の90度の位置に入るのを忘れないようにしましょう
仕事
1塁審がおこなう仕事は3塁審の左右を入れ替えた形になります
- アウト・セーフのジャッジ
- ライトのキャッチ・ノーキャッチのジャッジ(2塁審が内の時はセンターも)
- ライト線のフェア・ファールのジャッジ
- ランナーの1塁ベースの触塁確認
- 右バッターのハーフスイングのジャッジ(求められた時)
大きく分けるとこんなところでしょう
アウト・セーフのジャッジ
1塁審はこれが一番多い仕事になります
捕球が先かランナーの触塁が先かのジャッジをして下さい
その際にタイミングだけではなく、守備もランナーもしっかりベースを踏んでいるかの確認もするようにしましょう
キャッチ・ノーキャッチのジャッジ
外野にフライやライナーが飛んだ時にノーバウンドで捕球したか、落球していないかを確認します
捕球できていればアウトのジェスチャーで「キャッチ」
バウンドしてからの捕球や落球していたらセーフのジェスチャーで「ノーキャッチ」
と、コールをします
これは3塁審と同様です
フェア・ファールのジャッジ
1塁審が確認するのはファーストベース後方のエリアになります
内野のジャッジは球審がおこないます
ライト線への打球がきたら、身体を反転させ、ファールラインをまたいだ状態で確認します
線より内側ならフェアゾーンの地面を指さす(コールはしない)
線より外側なら両腕を大きく頭上に広げ「ファール」とコールする
ライン上はフェアですので間違えないようにしましょう
触塁の確認
これも3塁審と同様になりますが
1塁は、バッターランナーが1塁を回った後は次のランナーが来ることはありません
もし、2塁審が外野へ打球を追って走っている場合は、2塁の触塁も確認するようフォローに入ってあげましょう
ハーフスイングのジャッジ
1塁審は右バッターのハーフスイングの確認をおこないます
最近は左バッターも増えていますが、やはり全体的に見れば右バッターのほうが多いと思います
集中して見逃さないようにしましょう
2塁審
最後に2塁審です
難易度★★★
2塁審はランナーがいる場所によって大きく位置が変わります
状況によっての位置取りや、タッグプレーも多くなってくるので難易度は高です
立ち位置
・ランナーなし、ランナー3塁
この2パターンの場合は、2.3塁を結んだ延長線上7m後方に位置取りします
1.2塁の延長線上という場合もありますが、どちらでも大丈夫でしょう
ぼくの地域では2.3塁の延長線がスタンダードになっています
ランナーがいないときはホームに向かって正対
ランナーがいるときはピッチャーに正対して構えるようにしましょう

・ランナー1塁、2塁、1.2塁、2.3塁、1.3塁、満塁
この場合は下の図の位置に移動します
盗塁や牽制でのタッグプレーが発生する可能性が高いので
中に入り、近く見やすい位置で判定できるように構えます
中に入るときは、必ずランナーがいる状況なので
ボークのチェックができるようにピッチャーに向かって正対して構えましょう

仕事
2塁審は動きは複雑ですが、仕事は他の塁審より少ないです
- アウト・セーフのジャッジ
- 外野フライのキャッチ・ノーキャッチのジャッジ
- 触塁の確認
アウト・セーフのジャッジ
少年野球では盗塁の頻度がかなり高いです
そのため盗塁のタッグプレーのジャッジが多くなります
2塁審の場合、フォースプレーよりもタッグプレーのジャッジのほうが多くなるかもしれません
キャッチ・ノーキャッチのジャッジ
2塁審は外野の見る範囲が広いです
左中間~右中間までの範囲を担当することになりますが
ここで気をつけなければいけないのが、ランナーがいる場合には2塁審は中に入ってしまっているということです
中に入っている時は、外野に追っていくことはできませんので、1.3塁審に任せます
触塁の確認
これは他の塁審と同じです
後でアピールされたときに間違いなく答えれるようにしっかり確認しておきましょう
ここで気をつけなければいけないのが、2塁審が中に入っている状況で外野にボールが飛んだときです
1塁審か3塁審が打球を追うことになるので、どちらかの塁が空いてしまいます
そんな時は中にいる2塁審が空いている塁をカバーするようにします
外野に追った審判は追い切りになりますので戻ってジャッジをしてはいけません
なのでカバーに入った2塁審が確実にジャッジするようにしましょう
まとめ
今回は審判初心者のために塁審の位置や仕事内容について説明しました
同じ塁審でもポジションや状況によって位置や仕事内容が変わってきます
いきなり全部覚えて完璧にこなすことは不可能なので
この記事を何回も読んで予習してもらえればと思います
あとは実戦で覚えていくことが大切ですので
積極的に審判を引き受けるようにして
子どもと一緒に思い出と経験を積み重ねていってはいかがでしょうか?
ではまた。
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